過去の災害について

1951年(昭和26年)10月14日 ルース台風

災害種別 土砂災害水害災害高潮災害
 
 

概要

 
 

ルース台風は、昭和26年10月14日に鹿児島県西岸の串木野付近に上陸し、九州を横断後、周防灘から山口県防府市付近に再上陸しました。上陸時には前線を伴ったため、前線と台風の影響で大雨となり、広島県内では、各地で堤防の決壊、溢流がありました。また、強風を伴っていたため、高潮による被害も発生しました。

この台風による広島県内の総死者数は166名にも上りました。
 
 
被害種別 数量 被害種別 数量
死者 132人 床上浸水 5726戸
傷者 361人 床下浸水 17863戸
行方不明者 34人 橋梁流失 285箇所
家屋全壊 716戸 道路損壊 2092箇所
家屋半壊 1267戸    
家屋流失 350戸    
 
 

気象状況

 
 

ルース台風進路と天気図

ルース台風は、昭和26年10月8日朝グアム島南方海上に出現しました。その後、蛇行しながら西北西に進み、次第に発達、12日15時ルソン島の東北東600kmの海上で北東に転向、非常に強い大型の台風となり、南西諸島の西側に沿って進み、14日19時頃、鹿児島県西岸の串木野付近に上陸しました。上陸後は80km/hの超高速で九州を横断し、周防灘から防府付近に再上陸、16日温帯化してアリューシャン方面へ去りました。

 
 

この台風は、半径600kmと非常に大きく、上陸時にはすでに前線を伴っていました。

広島では、台風が九州に上陸した頃から、急激に気圧が降下して、防府で台風を観測した14日23時25分に最低気圧966.5mbを記録しました。風は、14日22時頃から北東から東、南東、南と順転し、15日0時25分最大風速33.9m/s、0時37分には瞬間最大風速49.0m/sを観測しましたが、その後急速に弱くなりました。

雨も台風の北上に伴って前線が北に移動したため、前期降雨が14日19時台風が九州に上陸する頃まで続き、それ以降は台風自身による降雨となり、広島市では14日23時~24時の間に今回の1時間最大雨量26.2mmを観測しました。山口県堺の佐伯、山県両郡では総降雨量250~300mmと多く、地域的には400mmを超えるところもありました。
 
 

被災時の状況

 
 

被災時の状況写真1

 
 

被災時の状況写真2

被災時の状況写真3

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