過去の災害について

1988年(昭和63年)7月20~21日 豪雨災害

災害種別 土砂災害水害災害
 
 

概要

 
 

昭和63年7月20日から前線の影響で広島県北西部に局地的な大雨をもたらしました。この大雨により、土石流災害が発生し、死傷者25名に及ぶ被害が発生しました。

 
 

被害種別 数量 被害種別 数量
死者 14人 床上浸水 72戸
傷者 11人 床下浸水 459戸
行方不明者 0人 橋梁流失 7箇所
家屋全壊 38戸 道路損壊 219箇所
家屋半壊 20戸    
一部損壊 15戸    

 

気象状況

 
 

7月20日9時、梅雨前線上の低気圧が日本海南部をゆっくり東へ進み、20日21時には能登半島付近に進みました。この低気圧から朝鮮半島中部にのびる前線は、オホーツク高気圧の強まりに伴い15時には山陰沖までゆっくり南下しました。この前線沿いに暖湿流が入り、前線活動が活発化し、大雨の降りやすい状態になりました。

前線はその後もゆっくり南下を続け、気象衛星(ひまわり)の画像によると、山陰沖で急激に発達した雲は、山陰西部から広島県の北西部に南東進しました。

県内では、20日の午後から局地的に1時間に20mm前後の強い雨が降ったところもありましたが、全般的に強い雨が継続して降っていました。しかし、夜になって前線活動が活発となり、急激に発達した雨雲が島根県三隅町付近から県北西部に入り、加計町を中心に雨が強まりました。

県北西部の八幡、大朝では20日21時過ぎから雨が強まり22時に1時間に30mm以上の雨が降り出しました。その後、強い雨域は南下し、加計では23時に1時間に29mmの雨量を記録し、その後5時間の間に1時間20mm以上の強雨が断続的に降りました。

総雨量(7月20日9時~21時9時まで)は、内黒山276mm、加計270mm、八幡245mmの大雨となり、特に内黒山では、21日2時~3時に56mm、加計では、3~4時に55mmの記録的短時間強雨となりました。

今回の強い雨の特徴は、県北西部の約20?四方における、ごく狭い範囲での200mmを越す局地的な大雨となったことです。

特に加計では、21時1時~4時の3時間に131mmの大雨が降るなど、集中豪雨の特徴とも言える夜半頃(午前0時前後)から夜明け前(午前4時~午後7時頃)までの短時間に集中した大雨をもたらしました。
 
  降雨分布図(昭和63年7月20日~21日)(画像をクリックすると拡大します)
  降雨分布図
   
 
 

災害の状況

 
 

太田川被災状況

   
  太田川被災状況 加計町上空から見た土石流による渓流崩壊と太田川の出水状況
 
 

JR殿賀駅より上流を望む

   
  JR殿賀駅より上流を望む
 
 

JR殿賀駅より下流を望む

   
  JR殿賀駅より下流を望む

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