過去の災害について

2010年(平成22年)7月11日から16日 7月梅雨前線豪雨

概要

 
 

7月10日から15日にかけて,西日本に停滞する梅雨前線に向かって南から湿った空気が流れ込んだため,前線の活動が活発となり,広島県でも7月11日0時から7月16日24時までの総降水量は多い所で500mm程度となり,1時間の降水量も県内の所々で12日は30~50mm,13日は20~40mm,14日には20mm~50mmの激しい雨を観測しました。
また,16日には庄原で1時間に64.0mmの非常に激しい雨が観測されました。
こうした降り続いた雨と激しい雨が引き金となって,山崩れ,がけ崩れ,河川の氾濫,土石流等が多数発生しました。この災害で,死者5名,負傷者6名となったほか,住家の被害は1,787棟に及ぶなど,甚大な被害が発生しました。

 
 

被害種別 数量 被害種別 数量
死者 5人 床上浸水 254棟
負傷者 6人 床下浸水 1,407棟
家屋全壊 19棟 橋梁流失 3箇所
家屋半壊 35棟 道路損壊 413箇所
家屋流失    

 

気象状況

 

7月10日から15日にかけて,西日本に停滞する梅雨前線に向かって南から湿った空気が流れ込んだため,前線の活動が活発となり,7月11日0時から7月16日24時までの総降水量は多い所で500mmを超える大雨となりました。特に,前線が中国地方を南下した12日朝と前線上を低気圧が東進した13日夜から14日朝にかけては,1時間に40mmを超える激しい雨が降ったところがありました。
16日は,南からの暖かく湿った気流と上空の寒気の影響で,大気の状態が非常に不安定となり,北部では局地的な大雨が降ったところがありました。
広島県では,10日夜遅くから雨が降り始め,11日05時頃に美土里,都志見,三入,佐伯湯来,廿日市津田で1時間に20mmを超える降水量となりました。
12日は未明から明け方に県内の所々で1時間に30~50mmの降水量となり,八幡では12日02時49分までの1時間に51.5mmの非常に激しい雨となりました。なかでも,王泊では12日3時12分までの1時間に50.0mm,甲田では12日4時50分までの1時間に48.5mmの激しい雨となり,ともに7月の日最大1時間降水量の極値を更新しました。また,都志見と内黒山で日降水量が100mmを超えました。
13日は終日雨となり県内の所々で1時間に20~40mmの降水量となりました。また,三次・八幡・大朝・王泊・加計・都志見・内黒山・三入・安宿・佐伯湯来・志和・本郷・廿日市津田・広島・大竹・呉では日降水量が100mmを超えました。
14日は北部では明け方,南部では朝に1時間に20~50mmの降水量となりましたが,昼過ぎには雨はやみました。
14日夜遅くから15日明け方にかけては,県内の所々で10mmを超える降水量となったが,夕方には雨はやみました。
16日は夕方から雨が降り始め,北部では局地的に大雨となったところがありましたが,夜遅くには雨はやみました。特に,庄原では16日17時43分までの1時間に64.0mmの非常に激しい雨となり,日最大1時間降水量の極値を更新しました。

24時間最大雨量の分布図

60分最大雨量の分布図

レーダ雨量

 
呉市安浦町安登中央ハイツの被害状況
呉市安浦町安登中央ハイツの被害状況

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流出した土砂で家屋が損壊(庄原市川北町篠堂)

流出した土砂で家屋が損壊(庄原市川北町篠堂)

 

 

庄原市川北町篠堂の被害状況

庄原市川北町篠堂の被害状況

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